説明不足な文章は忌むべきところですが、今回は本当に最低限の説明以外はできませんでした。
本文は改行含まず451文字、これでも賞の字数制限的にはギリギリです。
で、モチーフはキモウトっつうか修羅場ものっつうか。んー。
とりあえずヴィイの話の後編でも書こうと思います。
そしていつかま。ある意味こっちの方がタチの悪い話になるかもしれません。
月: 2006年7月
萌理賞投稿しそびれ作『指に鬼女』(ユビ ニ キジョ)/残酷表現含む
指は性器だと思う。
「だからね、お兄ちゃんがいけないんだよ」
ミキはもうずっと前から、ぼくの指を舐めている。
「ん……ふぅ……」
ミキの頬は淡く陶酔に染まっていた。
第一関節から血で真っ赤になったぼくの薬指に唇で吸い付き、肉の削げた部分に犬歯を食い込ませて遊ぶ。
痛みはない。
感覚は麻痺している。
「……ゆうくんの手はあったかいね、だったかな」
あの子が口にしたセリフだ。
「あっかたいね」
ミキは何でも知っている。
「あったかいね。あったかいね。あったかいね。あったかいね」
言葉の合間にキス。指を噛み切るには、顎の力だけが足りない。
――ぼくはミキから隠れて、あの子と生まれてはじめてのデートを。
けれど、どうしてか、あの子の名前を今は思い出せない。
むしろどうでもいい。
さっきゴミ袋に詰められた肉が、どれほど長い髪を生やしているかとか、そんなことはどうでもいいことだ。
「へへ」
とても嬉しそうに、そして少しだけ恥ずかしそうにミキがはにかむ。
前歯が「こりん」と音を立てて、ぼくの薬指の骨にぶつかった。
あと、追加シェルが好評なのは素直に嬉しい
ヴィイを更新しました。
内容はランダムトークと切り替え反応とバグ修正。特に大きな機能の追加などは無いですが、今回はネット上で指摘された部分に手を入れています。
神夜さんへ。Handの認識問題については多分これで大丈夫だと思うのですが、もしこれでも駄目なら正直どこが問題なのか俺にも見当がつきません。
お手数とは思いますが、れしばのログを添えた上で問題部分の挙動を報告していただけると大変助かります。
ヴィイがここ最近の最愛とまで言っていただくのに相応しい事をしているかといえば、正直自信がありません。
けれど更新自体は地道にやっていますし、日記機能と近いノリの新機能の搭載も予定してはいます(実装がいつになるかは分かりませんが)。
これからもご愛顧いただけるなら幸いです。
実は旧版、各話のサブタイトルだけは保存してない
牽引新版、ようやく公開開始しました。
何を修正して何を書き加えるべきか考え込みすぎて訳が分からなくなってきたので、最低限の加筆修正のみで無難なところまで公開します。なんか俺凄い情けない事言ってる気がする。
ともかくこいつはパルプでゴアなソード&ソーサリーです。はじめてこのタイトルを見る方も久しぶりの方も、十年前の古本を手に取るような気楽さで一読していただければと思います。
・小説全体のダイジェスト形式の予告編
・主人公の母親、アイーシャの“直前”の話
・主人公の友人、ロビンの私生活と思想について
なお最初の追加エピソードはこの三つのうちのどれかになると思います。
予告編を出すのなら、本編公開と同時かその前にやらないと意味が無い気もするんですが。
『五竜牽引魔王 花』第一章第二景“アリスとロビンと、死なない少年”
『五竜牽引魔王 花』第一章第一景“アリスとロビン”
およそ全ての誓いを破る。
少女が魔王になるまでの物語。
牽引
書けない。
文章の表現のみを手直ししてから(読み返してみたら、“何語?”と言いたくなるような文章が千文字につき一文くらいのペースで発見されました。何考えてたんだ一年前の俺)、少量の追加エピソードと一緒に提出するのが一番良いかもしれない。
そろそろコレクションも開設可能?
やぎむつきさんにヴィイの絵を描いていただきました。
天使というより子悪魔のような表情と羽の描き方が素敵です。余裕ありげにも孤独そうにも見えるポーズも。
やぎむつきさん、ありがとうございました。
ちなみにおてて反応ですが、ヴィイのスクリプトはかなり非効率的に書かれています。
イベントとかを良く知らない頃に突貫工事で作った代物ですので。
*0legなでられ
>おててになでられた【タブ】(Sender)==The Hand
普通の触りに普通に反応するだけなら、こんな感じで十分だと思います。
……今更遅いかもですが。
欠落トークを補完するのはバグ修正の部類に入る気がする
先回バージョンのだとアーカイブ更新でイベントが起こりませんでしたごめんなさい。
というかイベントと言っても長さ的には普通のトーク程度なんですが。うーん。
牽引は書くのが本当に難しい
ちょっと前に手違いでローカルにあるヴィイのデータを消してしまいました。
ですが幸いにもネットワーク更新の直後だったので、作品への被害はほとんどなかったです。
さとりての再設定とか、ちょっと手間取るところもありましたが、まあ問題というほどの問題は……
……ああーっ!
絵師さん達に描いてもらったヴィイの絵も消えてるーっ!?
よりによって、ヴィイのデータと同じ場所に絵を保存してました。
他の方のはともかく、道化氏さんの描かれたヴィイの絵はもうサイト上にも存在しない訳で。
……どうしよう。