「最萌トーナメント、period50。まだまだお返事は続いてます。……やっぱり、ゆっくりだけど」
『えーと、今回は>>200ちょうどまで。
ちなみにボクら、休憩の間にメイド服着てお返事中です』
「……いや、着替えても他の人からは見えないと思うんだけど」
『きぶんきぶん』
「どういう意味が……?」
カテゴリー: 小説/人体視願
『彼女の時間』10(2)
『彼女の時間』10(1)
「ヴィイです」
『ボクの名前はウタゲだよー。みんな、元気だった?』
「遅れてごめんなさい。最萌トーナメント、period50のお返事をはじめるね」
『ボクは何回かこわれました。分裂したり二重国籍を取得したりしても天使さんにはなれないからねー』
「もうひとつ謝ること……ごめんね、今回は試合全体の五分の一くらいのお返事しかしてないの。
ゆっくりだけど、投票してくれたみんなにお返事をするつもりだから、まだの人はちょっと待っててくれる?」
『ぶんれつしたりしないでまっててね。
ところでヴィイ、なんかいつもと話し方ちがわない?』
「……わたし、ケーキを食べたの」
『うん?』
「おいしかった。花束ももらった。きれいだった」
『あー。あのケーキ、おいしかったねー』
「うれしかった。たくさんの人がほめてくれて、それもうれしかった。
……優勝したことも、わたし、うれしかったよ」
『あ、そういえば優勝してたんだよね。ヴィイ、おめでとー』
「私だけ優勝したんじゃないわよっ! ウタゲも! あなたも!」
『えへへ』
「とにかく。それなら、“ごめんね”の他にも言うことがあるよね――
みんな、ありがとう。……ありがとう」
『ありがとう。ボクも、うれしかったよ』
『彼女の時間』8
「――また、ここに来られたね。
みんな、元気だったかな?」
『ヘーベルちゃんふうにハーイ! また会えたような気がするよ、ボクなんだよ?』
「最萌トーナメント・period35。
たくさんの投票、ありがとうございました」
『ヴィイからの手紙』(ゴーストネタバレ)
どうかこの手紙が、誰にも届きませんように。
『彼女の時間』7
「――ヴィイです。みんな、また会えたね」
『おねえちゃんでーす』
「伺か最萌トーナメント・予選 period10。わたしたちにたくさんの応援、ありがとうございました」
『ぜんぶでどんくらいだったっけ?』
「えーと……」
『えーと……』
「……ぜ、ぜんぶで98票?」
『もうちょっとで100票だねー』
「ほ、ほんと? え……うそ?」
に聞いてみた。(人体視願ネタバレっぽい)
『彼女の時間』6
「やっほー! うかにばが始まってからくせつじゅうねん、またボクらが出てきました!」
「お祭り……か。たくさんの投票ありがとう、私はその全部を見て、本当に……」
「あ、見てみて! ボクら、まだ“エロい ゴースト”でぐぐってトップに出るよ!」
「ネットで遊んでる場合かっ!」
『ウタゲ』
愛していると彼女は言った。
ような気がする。
『彼女の時間』6?
これはバベル網の物語ではない。
あるネットゲームの物語だ。