――悲しくて、さびしい夢を見ていた。
そして今でも、その夢から抜けられた気がしない。
月: 2018年4月
小説のよすが・第四話『ころされてあげたい、と嘘をつく』
■■■■■マリナはきっと、今でもあのレストランで料理人を続けているのだろう。
けれど、私たちがマリナと会うことは、二度となかった。■■■■■
小説のよすが・第三話『藤井真理奈には何もない』
私はその夜、アリチェに伝えたいことのすべてを言えなかった。
それなのに、言うべきでないことを言ってしまった。
言えなかった。言ってしまった。
言えなかった。言ってしまった。
言えなかった。言ってしまった。
言えなかった。言ってしまった――――――
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のよすが:更新
「ここのメニューを見ると、まだ頼んでないのがいろいろあるよねー。
スペシャルティーってなにこれ、おもしろそう!」
「アリチェ、それ頼むの? ええと、スペシャルティーはアップルティーをベースに……」
「アップルティー好き! 店員さん、スペシャルティーひと――」
「……五種類のハーブとスパイスを調合した……」
「やめた!!」
「……ですよねー。
アリチェがこれ飲んでたら、たいへんなことになってたと思うよ?」
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小説のよすが『ころされてあげるから』
ゴースト『のよすが』をベースにオリジナルの展開を交えて執筆した、小説版のよすがと言える作品です。
小説単独でも、ゴーストと併読しても楽しめるように書いています。
ただ小説にはゴーストのネタバレが含まれるため、そちらのストーリーを純粋に楽しみたい場合は、第二部完了までゴーストを進めてから読むことを推奨いたします。
第一話『みっつのごほうび』
第二話『日記の価値、嘘の価値』
第三話『藤井真理奈には何もない』
第四話『ころされてあげたい、と嘘をつく』
第五話『混沌の中に歩いていく』
最終話『えんぴつがほしい。』
エピローグ
小説のよすが・第二話『日記の価値、嘘の価値』
私――西東よすがと友達のアリチェ、そしてつい数日前に知り合った大人の女性であるところのマリナ。
その三人で遊びに行ったのは、アリチェからの電話を受けた翌日のことだった。
小説のよすが・第一話『みっつのごほうび』
のよすが小説版
タイトル『ころされてあげるから』
これは、おんなのこがきちがいになるおはなし。
このお話は、最初はアリチェに捧げる言葉として始まった。
けれど最後には、あなたのためのお話になる。
そう。このお話は、最後には“あなた”のための祈りになる。
その頃には、私はすっかりおかしくなっているけれど。