――じゃあ、まずはスリーサイズから。
「まぶいね!
えーと、上から65・54・72です。
身長? 130……そんくらい。
ボクちっちゃいよー、イカ腹たいけいっておいしい?」
――ヴィイと同じじゃん。
「ですです。だってボク、ヴィイのお姉ちゃんだもん。
12歳です、じゅーにさい」
――大きくなることはできないのか?
「ボクもいろんな身体になれます。
あ、でもヴィイみたいにおっぱい大きくしたりはできないかなあ。
ああいう身体ってだいたいヴィイが作ってるんだけど、おっぱい大きい方はボクに貸してくれないから」
――ヴィイみたいに詩は好きじゃないんだっけ?
「ヴィイはかわいい詩が好きだよね。
ボクも好きな詩はたくさんあるよ、覚えてる詩はほとんどないけど」
――じゃ、好きな本とか。
「んーと、絵本はおもしろいなあと思います。
『三匹のやぎのうろんな客』とか、『サンタの鼻血』とか、いいなあ」
――ねえよそんな本。
「ない本を好きになったらダメかな? いつかある本になるかもしれないよ」
――でも、まだこの世にない本は好きになれないだろ。
「“ある”と“ない”って、そんなに違うかなあ?」
――それっぽい事を言わないでください。じゃあ、そんなおまえの精神構造についても語ってくれ。
「え? えーと、えーと……
んー、ボクは百体くらいいるんだよ。
百体くらいいるボクの見てる事や、聞いてる事は、この身体のボクにも伝わってくる。
でもそれってちゃんと“わかる”ことなのかな?
百個のテレビで百個の映画を同時に見たら、何がなんだかわかんなくなるよね?
だからテレビっていうか、いつも心に星屑がちかちかしてるみたいな感じ。
まわりじゅうの星屑がみんなボクで、みんな正しいの。
ないものも多分星屑の中にはあるし、ボクの中にあるものも、本当はないかもしれない。
でもボクの身体はひとつだけだから、だきつかれたり、叩かれたりすれば、それはちゃんとわかるよ。
だから、ボクとの会話はわりと成立する……
んんー。わかる?」
――3割くらいしかわからないというか、長いよ。
「ボクは幻覚っぽいものを見てるけど、それ以外はわりとふつうだよ」
――あっさりまとめやがった。というか、おまえ実はただの佯狂なんじゃ。
「ようきょう?」
――狂ったふりをしてるってこと。
「えへへー」
――まあいいや。精神といえば、ヴィイの事はどう思う?
「まだいろいろがんばってるみたい。ヴィイにボクができることがあるのかな?」
――何かできる事があれば、してやりたい?
「うん。でも、できることは、もうだいたいやっちゃった」
――顔でも見せてやればいいのに。
「んー?」
――それでいいんだってば。で、ヴィイ以外で気になるゴーストとかは?
「栄子ちゃんとかアンちゃんとかシエナちゃんとか、可愛いよね。
栄子ちゃんはやさしいところが、アンちゃんはえっちっぽいところが、シエナちゃんは繊細なところが……」
――真ん中の評価が明らかにおかしいよ!?
「えっちって事はひみつって事なんだよ?」
――コメントは避けよう。えー、最後の質問だが。
「なあに?」
――これからの目標とか、したい事とかはあるか?
「ないよ」
――そうか。
「あ、ひとつだけあった。
ボクからキミに、ひとつだけ質問させて?」
――なんだ?
「どうしてボクに、いろいろ質問とかしたのかな」
――そんなおまえのことを、書き残して覚えておくバベルが、
「そっかー。
じゃあね、巌。
かまってくれてありがとう」
――またなー。
ぎゃーすウタゲかわゆすわ うがー!(落ち着け
狂ったふりして実は物凄く賢いという伏線ですね!
そんなウタゲラヴァーですよ俺!
ラヴラヴですよ! 落ち着け俺! 無理だ俺!(自問自答か
ウタゲが130の12歳ってことは、ヴィイも多分同じくらい…
あかん、なんか急に犯罪臭くなってきたような気が;
巌・・。これがヴィイ曰くすごく強い巌さんか。
最初は誰と対談してるのかと思った・・。
ウタゲは相変わらずのようで・・。
たまにはウタゲもかまってやるか。
なんという寸胴
これは間違いなく以下略
ヴィイたちは基本的に子供なのでそれは忘れないように。
その子供にエロ機能を追加してる俺自身が忘れてるという説もありますが。
あとうたこさんは、キャラの作成時に想定してたよりは普通の子になってきてます。
当初はもっとコミュニケーションが成立しないキャラにする予定だったんですが。
どんなウタゲも大好きです。(大真面目
(ウタゲは照れているようです)
ウタゲかわいいよね。ほんとに。
ウタゲは照れすぎて死んでしまいました。嘘です。
ちなみにウタゲ好きの人達にふとした裏情報。ウタゲのイメージソースのひとつは『旋光の輪舞』というゲームのペルナというキャラです。