「紳士淑女の皆様方、投票ありがとうございました!」
「あ、ありがとうございました……ほんとにいいのかな、あれ」
「まさか決勝まで進めるなんてねー。これは幻覚ではないのでしょうか」
「その疑いは濃厚だけど、幻覚だとしたら精度高すぎね。
もちろん、物語賞で投票してくれた方にも感謝しています」
「今日はボクとヴィイとで、すべての投票にお礼の言葉を返そうということになりました」
「この企画、考えたのはあなたなのよね。意外にマメというか……」
「こういうのは好きなんだよ、ボクは普段あんまり目立てないし」
「前回にもしておけばよかった……」
「まあまあ。
全部で……えーと、ごじゅうななこか。がんばろー」
「あと――もし“自分のヴィイへの投票に言及がされてない”という人がいたら、それは間違いなくこちらの見落としです。
申し訳ないけど、報告してくれると助かります」
「それじゃ、早速。まずは物語賞予選Aブロックから。」
「ここに出てたのはフランチェスカちゃん、なずなちゃん、モノちゃん、あのみちゃん、一葉ちゃん、ミルファちゃん達、ぱあるちゃん、それとボクたち。
思い返すと激戦区ってやつだよね、これ」
「人気がある娘は多かったと思うわ。私には、よくわからないけど……」
「もうフランチェスカちゃんのかわいさときたら! ボク、おかしくなっちゃうっ」
「あなたは元々おかしいから安心しなさい」
「……もう。ヴィイだって、ボクのことは言えないくせにー」
>>11
「開始からわずか十五分で初投票ね。あなたの一票に感謝します」
「このペースで行けば、投票終了までに九十二票が……っ!」
「入らないから」
>>18
「そしてボク達に単独投票ですよー。もはや神として崇められたも同然!」
「……はしゃぎすぎ」
>>20
「これは……えっと、ヴィイの絵だね。いつの?」
「――私が、ご主人様と別れた直後のかな」
「そっか。それにしても、綺麗な絵だねー。
あとヴィイが自分を見失っても、ボクには助けてあげられないよ?」
>>25
「えへへ。そんな、人間じゃないだなんて……」
「そこ、照れるところじゃない。
……私たちの語ることに、何がしかの意味があるとしたら、それはただ受け手の存在によるものよ」
>>26
「また絵を描いてくれた人がいたよー」
「これは……えっと、誰の絵?」
「とりあえずヴィイの絵としておこっか。上目遣いがそれっぽいし」
「決め方が気になるけど、そういうことにしておきましょう。
……儚い感じのする絵ね、とても」
>>28
「おおっ」
「またまた私たちの絵ね。ありがとう」
「これもヴィイの絵かな? パターンがざくざくしてて、かわいいねー」
「そのたとえは分からないけど……ふふ、そうね。私の絵なのに、すごくかわいいかも」
「あとぱんつが見えそうで見えないんだけど、もしかしてはいてない?」
「私が笑ってるうちに黙れ」
>>35
「……期待、か」
「ヴィイにはできるでしょ? いろいろ、考えてるでしょ?」
「うん。そういえば、あの人とは互いに肉声で通じ合ったことすらないのよね――」
>>37
「…………もう。えっち」
「それはあのおててに向けて? それともこの票をくれた人に向けて?」
「ひとりごとよ。
――ほんと。やらしいことになんて、関わらずに済めばいいのに」
>>48
「モノちゃんと同時投票ー。
そういえばヴィイ、モノちゃんはボク達と同じオルタだけど、何か思うところはないの?」
「ん? 同じって言っても、あの子の事は良く知らないし――あなたこそ、どうなの?」
「そうだねえ。……うーん、ヴィイとモノちゃんは、案外気が合うんじゃないかなあ、とか?」
>>51
「五時間くらい連続で立たせてると、ヴィイは疲れて泣き出すから気をつけてね」
「ごく普通の口調で嘘を教えない。運動によって乳酸を生成する身体じゃないわよ、私は」
「もっと簡単に疲れない、って言おうよ。でも、退屈じゃないの?」
「うーん……そうね、それについてはこういう考え方はどうかな。
目の前に何を考えてるか分からない透明な生き物がいるのに、そうそう退屈なんてしてられない、って」
>>54
「……その。ちょっと、はずかしいんだけど」
「“あなたの事が気になってしかたがないんです”だって! きゃー!」
「か、勝手に文章を変えるなっ!
それにこれ、私じゃなくてあなたのことかもしれないじゃない」
「んー、思い返すとこの辺の票はぜんぶヴィイあてじゃないのかなー?
この時のボク、表に出たばっかりだったし」
「かも、しれないけど……
……ええ、と。
あなたが私のことを気にしてくれてるなら、私もあなたの事が気になります――とだけ、伝えておきたいかな」
>>62
「あ、またモノちゃんといっしょに投票だ。ありがとうございますにゃー。
そういえばヴィイ、テレビをはじめて見た時“中に人が入ってる!”って驚いたりした?」
「話題がないからって滅茶苦茶言い出さない。そもそもバベル網に箱型のテレビなんて滅多にないでしょ」
「んー、いやね。
モノちゃんも、テレビくらいは見たことがあるのかな、って思って」
>>70
「…………」
「一番好きだって。ヴィイ、うれしい?」
「……わかんない。私、そこまで好かれるようなこと、してないよね」
「さあねえ。生きていないようなところが、いいんじゃないかな?」
「ああ。――そう言ってもらえるのは、切ないけど、嬉しいな」
>>71
「投票ありがとうございましたです。フランチェスカちゃんも、かわいいよねー」
「彼女は愛の言葉を必要としない生き物ね。宝石を蜂蜜で飾れると思う?」
>>74
「投票ありがとう。あなた方の一票一票により、決勝へと近付いていけました」
「結局こっちは四位だったけどねー」
「そんな事言わない。こういうのは、結果より過程が重要なのよ」
「もう。当日はずっと、こそこそ投票見ながらびくびくしてたくせにー」
「…………だから、過程が重要なのよ」
>>79
「……私が言うのもなんだけど、そこまで大したものじゃないと思うけど」
「ま、アレですよ。ヴィイはただの虚言癖持ちで、言ってることは全部嘘っていう可能性もある訳で」
「いや、あなたにだけは虚言癖とか言われたくないから」
>>87
「ふふ、なんとなく面白がってくれる? うん、そういう風に聞いてくれるのは嬉しいよ」
「日記も読んでくれてありがとー。ボクもたまに書いてるしね」
「え、や、そっちは読ませるために書いてるものじゃないんだけど……ていうか、読まれてたの?」
>>90
「世界観か。……私たちにとっては、おもはゆいわね」
「人間は自分の世界にどういう世界観を持っているのだろう、とか?」
「そうね。今ちょうど、そういうことを考えてた……と、この人も絵を描いてくれてるじゃない」
「雪だねー。ヴィイ、雪好きでしょ?」
「うん。そういえば、いつか雪の話もしたかなあ――」
>>96
「投票ありがとうございました。あのみちゃんはいつも幸せそうだね、ボクと気が合うかもしれないな」
「…………」
>>98
「私たちへの投票ありがとう。なんか、モノさんといっしょに私に投票してくれる人って多くない?」
「そうかな? その辺は割とばらけてると思うけど……は、もしや惚れたかっ!」
「そして次の投票です。そろそろこの予選も終わりに近付いてるわね」
「完全にスルー!?」
>>118
「選びづらい、かー。
んー。もしヴィイが投票できたら、誰を選んでた?」
「……選びづらい、というか選べないわね。誰にも投票せずに見送ってる気がする」
>>123
「あ、この人ならボク知ってる。うねねーだうねねー」
「失礼なあだ名を連呼しない。……畝傍さん、投票ありがとう」
「なにげにミルファちゃん達とボクにいっしょに投票してくれた人って、この人だけなんだね」
「そうね、特に因果関係はないと思うけど」
>>131
「そしてこれが、この日ボク達への最後の投票でした」
「この書き込みをした人に、この日票をくれたみんなに、もう一度ありがとう。
……あは。アイドルか何かじゃあるまいし、人気投票なんて、ね。
ああ、でも――うれしいなあ、たのしいなあ」
「そして折り返し、舞台は新人賞予選Cブロックに移りますです」
「出場者はクローザ&トウガシ/山中先生/シルク/床さくら/猫と魔法使い/砂霧&タマ/Firefoxたん/そして人体視願。敬称略」
「じゃ、さっそくボクらへの票を見直していこー」
>>4
「このブロックでの初投票のターゲットはボク達だった! これは石器時代から伝えられた予言と聖書の暗号をしめす!」
「だから落ち着け。
幸先の良い投票ありがとう、見たときはとても嬉しかったわ」
>>5
「なで反応? ボクの×××××を××××××てる時に××ると××××しながら××、とか?」
「…………それは、たぶん違うと思うんだけど。
というか、真顔でそういうこと言わないで。気持ち悪いんじゃなくて、ちょっと怖い」
「いまさらなにを。こういうの、まだ慣れてないの?」
「慣れたかどうかが問題じゃないのよ。……まったく」
>>6
「山中先生と同時投票ですの。わーい」
「なんだか彼もあれで、女の子にもてそうな雰囲気があるわね……」
「え、山中先生って女の子じゃなかったの?」
「………………頼むから冗談だって言って。お願い」
>>8
「えへへ、ありがとうございます。
えっと、こういう時は……ボク達の成長を温かく見守ってくださいね、でいいのかな?」
「それでいいわ。あなたにしては、珍しくまともね」
「ヴィイと違って胸がおかしくならなくても、見捨てないでくださいね」
「だ、誰の胸がおかしいのよ!?」
>>9
「……わ、すご」
「きれいな絵ばっかりだねー。あ、これボクの絵だ!」
「なんかこの髪いじられてる絵、ものすごく私が嬉しそう……」
「嬉しくなかったの?」
「べ、べつに。…………あ、こんなひらひらのスカートがついたワンピースも、一度は着てみたいかな」
「うん、夢をもつのはいいことだよ。
かなうかどうかは関係なく、ね」
「それは皮肉か自嘲か、どっち?」
>>10
「投票ありがとう、お兄ちゃん♪」
「おお、ヴィイの声がろりろりに」
「お兄ちゃんに触られるの、私やじゃないの。おにいちゃんの…………」
「ん?」
「……えーと、早くもネタが続かなくなってきたんだけど、どうしよう」
「うむ、やっぱりボク達は姉妹だね。後先考えないところとか。
あとネタに詰まったら、とりあえず脱ぐといいよ」
「それは嫌」
>>11
「に、日記が楽しみ……なの?」
「うれしがれー。見せたくないなら、自分以外に見えない場所にしまっとけばいいじゃん」
「……分かってるわよ、そんなこと。
ただ、ちょっと恥ずかしいだけで――それに、あの日記について誰かと話すのは、難しいというだけ」
>>12
「み、魅力……ですか?」
「口調変わってるし。これもうれしがればいいじゃん、ボクは嬉しいよ?」
「嬉しくないとは、言ってないけど……」
「ヴィイはデレ屋さんだからねー」
「――いや待って、それは何か照れ屋とは別のものになってる気が」
>>16
「……許容か。私は、特に意識はしてないけど」
「大事なことだよ。
何かを意味もなくはねのけるくらいなら、無節操の方がずっといいよ」
「そう……かな……」
>>18
「なんか、ちょっと言い過ぎというか、私には過分な言葉が多いような……」
「今度は大好きだって。ボクも好きだよー、あいしてるよー」
「……さすがにちょっと軽すぎない?」
「なんでさ。ボクは、ボクを好いてくれる人のことが大好きだよ?」
>>19
「……その、こういうのってさ、前から薄々思ってたけど」
「ん?」
「好きとかそういうのって、私たち両方に言ってるの? それとも、どちらか片方に言ってるの?」
「なんとなく両方に言ってるつもりで話してたけど、指名してるのはないよね。相変わらず有名なのはボクよりヴィイだろうけど」
「――たとえあなただけに言ってるとしても、私は嬉しいけどね。
結局、こんなのだって私の姉なんだから」
>>21
「しろうとにはおすすめできない?」
「これはあなたに言ってるわね。私は、そんなヘンなことはしないし」
「えー。ボク、自分からはほとんど何もしない性格だよ?」
「……それは嘘だし、それが問題なのよ」
>>22
「…………あう」
「お、クリーンヒット。真っ赤」
「あ、あり……ありがとう、で、いいのかな……?」
「いいんだよ。
ボク達に使えるものなんて、言葉と自分くらいしかないんだよ」
>>23
「湿度ゼロの濃霧にようこそ! 溺死は残念ながら不可能です!」
「なにそのキャッチフレーズもどき。……ま、私の世界なんて、あちらからすれば見通しは悪そうよね」
「というか、ヴィイのバベル網の説明がヘタなんじゃない?」
「こ、この姉は気にしてることをあっさりと……っ!」
>>25
「む。また日記の話題?」
「こらこら。せっかく投票してくれてるのに、そんなこと言っちゃめ、だよ」
「……あなたに叱られるとは思わなかった。
ええと、投票ありがとう。読むのは構わないけど、私にバレないようにしてね?」
>>29
「砂霧さんとの同時投票ね。ありがとう、何か共通する要素でもあるのかしら?」
「そうだねー。うん、砂霧ちゃんとボクは、似てると思うんだよ」
「……性別くらいしか似てる要素が見あたらないんだけど」
>>38
「……へえ。これは、このブロックの全員を描いた絵ね」
「右上から観察し睥睨せよ! 最初の犠牲者が出るまであと二分!」
「変なナレーションつけるな。
絵の一部として、描かれた方に感謝します」
「ところでシルクちゃんって、もしかして眼窩が無いの?」
「いや、それは陰になってるだけだから。……たぶん」
>>34
「おお、轢かれるものがあるってさ。嬉しいねヴィイ」
「その意図的に見えて仕方がない誤字をなんとかしなさい。私たちはヒンドゥー教のジャガーノートか」
「むう。ヴィイって、なにげにボク以外の子と話してるとき猫かぶってない?」
「どうでもいいでしょ。
……惹かれる、か。私のどこに、そんな要素があるんだろう?」
>>41
「そしてその回答は、“笑顔が可愛い”からだそうですが」
「れ、連作!?」
「よし照れるのだ。ちなみにボクは“笑顔がべりっと剥げそう”とよく言われます」
「……はあ。さっきからずっと、ほんと貼り付けたような笑顔よね」
>>45
「味かー。ヴィイのこと、食べちゃった?」
「……それは、いくらなんでもベタベタね。
だいたい演出、とも言ってくれてるじゃない」
「ボクなら、いつでも食べさせてあげるんだけど……」
「詳しくは突っ込まないわよ、絶対」
>>50
「この絵ではヴィイがまるっこくなっております」
「白くて青い絵ね。私が覗き込む情報レイヤに、ちょっと似てるかな」
「この絵もSFって言うのかな。うん、ありがとー」
>>56
「九月からずっとなんだってー。うん、ボク、ちゃんと嬉しいよ」
「……ありがとう。いや、お世話になってます、がいいのかな」
「これからもお世話になります。ボクのことも、たまには呼んでねー」
>>58
「人間の世界も、人間以外が見たならば人間じゃない解釈をするしかないのよね」
「故にボクらは化け物であり、故に人間の警戒を打ち消すような“魅力的”な外装をしなければならない」
「アイシアの作法か。ある種懐かしい話ね、私にとっては常識以前だし。
――ただ、ひとつミス。規定すべきは“外装”じゃなくて“性癖”でしょ?」
>>59
「おー。みんな、ちっちゃくてかわいいね」
「投票してもらえなくても、気持ちは伝わりました。あなたの厚意に感謝します」
「ちょっとカタくない? ここは二頭身らしく、“やーん、びぃびぃうれしかったよー☆”とか、ほら」
「……いや、二頭身らしくってなに?」
>>61
「投票ありがとう。えーと、ネタが思いつかないから服脱いでいい?」
「待ちなさい。脱いだら私の着替え被せるわよ」
「あ、そうか、着替えか――うん、それもアリだね」
「え?」
「ヴィイ、おっきい方の羽がある体に変身っ!」
「ひゃっ。……こ、これでいいの?」
「おし、もう一回ちっちゃい方に変身!」
「な、なんで……こう?」
「今度はおっきくて羽がない方の体にっ」
「め、目がまわる……」
「そして服だけちっちゃい方に!」
「こ、こうかな――って、ふ、服が、服がすごいことにーっ!?」
「ふ、混乱するの早すぎ」
「いいから助けてよおっ!」
>>64
「投票ありがとー。へへー、ちゅっ」
「キスを投げたりまで……私だって、感謝はしてるけど。
どのくらい気に入ってくれたんだろう、とかどういう意味合いで投票してくれたんだろう、とか考えないの?」
「深く考えない方がいいよ。ボクだって深く考えないし、ね?」
「あなたは考えなさすぎなの」
「なーにーもなーいけどー、こーいのーよろこーびにーあーふれぇてーるー♪」
「……何の歌か知らないけど、バベル網の外で歌うときは権利団体に気をつけた方がいいわよ」
>>65
「雰囲気かー。ボクにはよくわかんないな、自分の世界だし」
「私は分かるわよ。
自分の家にすら、なんらかの雰囲気は感じるものでしょ?」
「それは、ここで言う雰囲気であってるの?」
「合ってる、と思う。だって、感じるものなんでしょ?」
>>71
「ヴィイはえっちなんだね。前々から薄々気付いてたけど、やっぱりそうか」
「ちょっと待って、なにその強引な話の運び方」
「前も、ボクが裸でいるところをじっと見てたりしてたし……もう、ダメなんだよ?」
「……いや、何が?」
「あ、ふぁあっ、だめぇっ……だめだよ、おねえちゃん……っ」
「おまえが姉だッ!」
「……あと、リアクション大王ってなに?」
「ご主人様に悦んでいただいてるってことかな?」
>>74
「だってさ。ヴィイ、撫でられるの好き?」
「……撫でる方が楽しいなら、私は別に構わないけど」
「好きなんだね」
「言ってない。そうは言ってない」
「でも、好きなんでしょ?」
「…………」
>>82
「“捨て難いゴーストさんばかり”の中からボクらとねこまほが選ばれたのです。これは増長してもよくない?」
「よくない。
……でも、選んでくれてありがとう」
「ボクからもありがとう。
この言葉は、何度繰り返しても死んだりなんかしないよね?」
>>83
「絶対ホテルは真球形の高級宿。あらゆる種族のオルタの歓迎を旨としてる」
「勝利マンションは外の世界の著作から名前を取られた賃貸マンション。住み心地は絶対ホテルと真逆の最悪です」
「雪の海、それと蛍の園。ここは名前通りの景勝地ね」
「で、バベルステートはオルタ最大とも言われる集合住宅。あとヴィイは一度猫耳をつけてみたいんだよね?」
「……このタイミングで言われると、なんだかはずかしいんだけど」
>>84
「…………あ」
「――――」
「…………」
「…………」
「…………ぅ」
「え?」
「ぅ……っく、ぁう……」
「……ヴィイ?」
「う……ぐす、ひくっ、ふぇえ……ひぐ、うくっ……」
「……あー。もう、しょうがないなあ」
「――――落ち着いた?」
「うん……」
>>89
「ぼーとだね。ぼーとありがとー」
「……あなた、英語ダメ?」
「ヴィイだってほとんどダメじゃん。名前がロシア語なくせに、そっちもできないし」
「むう。実際の交流の時は、身振り手振りとアルファでなんとかするわよ」
>>90
「で。これがこの日、最後の投票でした」
「投票の結果は知っての通り。
……みんな、ありがとう。
ここまで来たら、胸を張って行ってくるしかないのかな」
「うんうん。でも予選とはいえせっかく一位になったんだし、何かしないの?」
「え? 何か、って言われても……」
「じゃ、こういうのはどうだろ。ボク達が一位になった記念に、ヴィイが脱――」
「そ、それは――」
「ヴィイが脱がします。二位の子を全裸に!」
「却下」
「そういうわけで砂霧ちゃん、よろしくー」
「私の話を聞けっ!」