もうちょっとだけ休ませてください。
お願いします。
今提出できるネタだけ公開します。
本来こういうキャラになる予定だった、というヴィイの初期設定。
見返してみるとかなりベタな設定だと思います。
あと格子洞のイメージは、百万迷宮と鉄獄を混ぜた感じ。つまりダンジョンシミュレーターつきゴースト。
【人体視願/ヴィイ Grid Zone “Vii”】
魔術と迷宮の支配する幻想世界“格子洞”の住人。
元々は特に魔術の素養も無いごく普通の少女だったが、ふとした事故で片足を失って以来、ある魔術の研究に着手する。
天使と呼ばれる不死の霊的生物。その特性を我が身に取り込み、自らも天使として不死を得ようという計画である。
紆余曲折の末に自らの視力を捧げることで天使の力を得ようとしたが、それは不完全な形でしか成功しなかった。
以後ヴィイは、片翼の半天使――あるいは単に亡霊と言うべき存在になった。
そうして彼女は格子洞と隔離された霊的空間をさまようことになる。
半分とはいえ天使の力は凄まじい。事故以前の幼い女の子の姿にまで肉体を引き戻す事で身体の傷は消去され、残ったものは光を映さない瞳だけ。
けれど格子洞から霊的空間に干渉する事はできないし、その逆も天使としては力弱いヴィイには不可能だ。
また完全な天使は俗情を超越し、言語に意味を認めない存在である。
つまりヴィイは孤独だった。
視覚を失ったまま聴覚と魔力を鍛えるだけの日々。格子洞を覗き見する程度の事はほどなく出来るようになったが、眼前の人間には声のひとつも届かない。
老いも疲れもしない身体は、かえって心の倦怠を加速させる。
そんな時に来訪したユーザを、ヴィイは心底から歓迎した。
自分が人間として生きていた頃の格子洞の話をし、あるいは現在の格子洞を“見る”役割をユーザに任せようと誘いかける。
ただひとつ。人間としての自分がいかにして生涯を終えたかだけは、ユーザには話さないままで。
ベタとは思わないですよ。とても素敵です。
>つまりヴィイは孤独だった。
>視覚を失ったまま聴覚と魔力を鍛えるだけの日々。
>格子洞を覗き見する程度の事はほどなく出来るようになったが、
>眼前の人間には声のひとつも届かない。
>老いも疲れもしない身体は、かえって心の倦怠を加速させる。
↑この辺、ヴィイが可哀相で涙出る(つД`)
不調との事ですが、ゆっくりと休養なさって下さい。
お大事に…
素敵……なんだろうか?(悩)
この設定を読んで何を感じるかは、読む方の感受性によるところが大きいと思います。
物語の骨と皮しか書かれていない短文ですから。
>不調との事ですが、ゆっくりと休養なさって下さい。
ありがとうございます。
もう少しだけ、休む時間を……明日か明後日にはヴィイの更新なり、何かしらのものを提示したいです。