こういうゴーストも作りたい的なメモ:『芹座川読書同好会』

「サディスト」
性別:女
年齢:28歳
所属:?
守備範囲:岩波文庫、ちくま文庫、国書刊行会
ひとこと:同好会の実質的リーダー。管理嗜好/融和志向。

「服装倒錯者」
性別:男
年齢:24歳
所属:玩具メーカー
守備範囲:電撃文庫、ガガガ文庫、『アフタヌーン』、『チャンピオン』
ひとこと:オナニストでアナリストで女装癖で露出癖。人生をゲーム化する快楽主義者。
 
「ラバーフェチ」
性別:女
年齢:17歳
所属:都立高校
守備範囲:角川スニーカー文庫、ルビー文庫、『週刊少年マガジン』
ひとこと:無口童顔、恋人とお互いラバースーツを着てぎゅっと抱き合うのが夢。夢見がち?

「人外」
性別:女
年齢:?
所属:?
守備範囲:すすめられたものは何でも
ひとこと:素性が知れず、嗜好も知れない。でも照れ屋でわりと常識人。

ハッタリをきかせる系のゴースト紹介

Q:私が行くのはどこですか?
A:馬と鉄の剣が役に立つ世界です。
Q:注意しなければならないものは何ですか?
A:悪い奴らです。
Q:私を出迎えるのは誰ですか?
A:悪い男と、悪い娘です。
Q:悪い娘に対して、私には何ができますか?
A:過去を透視して、笑う事ができます。
Q:悪い男に対して、私には何ができますか?
A:話を聞き、殴る権利があります。
Q:史書は存在しますか?
A:あなたが書かない限り存在しません。
Q:私は誰ですか?
A:あなたはあなたです。

何があるのかないのかは推測すれば分かると思うメモ

 そしてイニシャルのみで書かれてるのは未発表作品のキャラであるメモ。

ヴィイ:なし。ただし処女膜を持ってるバベルはかなりの少数派、ヴィイも例外ではない。
ウタゲ:おおまかに言って、五分五分。
神殿の猫:あるに決まってる。
キョウコ:未設定。ある可能性は高い。
レギオン:なしというか、そもそも不可能に近い。
虹:なし。ただしこれからは分からない、というのは全員に共通する話だが。
諦女:あの設定でないとか、因果律を破壊しない限りありえねえ。
医者:んー。ない?
I:あり。ちなみにこの中で唯一の男。
U:なし。キスとかの経験はある?
Al:多分ないだろう。
Y:なし。精神的にもこの中で一番初心と書いてウブなんじゃないかと。

コンセプトは「一見キチガイに見せかけて本当にキチガイ」的な覚え書き

「奴隷の色はほとんどが赤か白だ。たいていは白だな。
 特に男はほぼ全てが白だ。女はたまに赤……そう、色が赤い。
 いや、肌の色の話じゃないよ。“赤い味”を感じたり、“白い音”を耳にしたり、そういう風に感覚に色がついた事はないか?
 僕にとっては神のものしたほとんど全てが、色つきの存在に感じられるんだよ」

「神は僕らに欲情しているんだ。
 これほど多く人間の死を算出し、その一部は特段むごたらしい。
 その一方でこれほど多くの性交を演出して、ふたつの理由が欲情以外にありえるか?」

「四角形……白か、そうだ、やっぱりな、白だよなあ……」

「――いや、彼女は今も裏山にいる。
 たかる蝿と蛆を風情だと感じるなら、挨拶してみてもいいんじゃないか?
 僕が行った時には、気丈にもまだ生きていたしな」

「白く……白で、絵を描いてみたいんだよ。
 僕は、神の肌に塗ってみたいんだ」

「ほほう!」

「殺してほしいだなんておぞましい。
 死ねば終わりだなんて美しい。
 まだ続けろ。飯を食え。仕方なくも敵を殺せ。
 自分が醜い事になど、気付かなくても構わないんだ」

「つまり君が醜かろうが、老婆だろうが、男だろうが、病んでいようが、狂っていようが関係はない。
 君を物体として扱おうと決めた人間にとっては、君が何者だろうが全く関係のない事なんだ。
 殺せ。
 殺すしかない。それが最後の自己主張だ」

「そしていつか僕に聞かせてくれ。
 人間が神に支配されているのかどうかを」

第315078回・神殿の猫はどんな下着をつけているのか脳内会議

「実際の話、ねこはぱんつはいてないとしても全く不思議はないと思うんだよ」
「いきなり直球を投げてきましたね。理由を語れ」
「んーと、じゃあ分かりやすく単純化して語る。中世では布も貴重品ですよ、節約しないと勿体ないじゃん」
「……それだけ?」
「実際ちょい調べた限りではそんなもんじゃなかったっけ?」
「よく覚えてねえなあ。後で調べなおしとく?」
「じゃあそれまで暫定はいてないって事で決定で。たくしあげを恥ずかしがる理由が分かるね、よしよし」
「……いや、よくねえよ! トークで“下着はつけてる”って明言してるから!」
「なんだよ早く言え。じゃあ下から考えるべ」
「文明レベルの制限があるのは確かだ。下着レスとまではいかずとも、単純な構造の下着にはなるだろうね」
「どんな下着をつけてるか、職業的に重要ではあるだろうけどね。それでも王侯貴族という訳でもあるまいに、文明レベルの限界に近い縫製技術の恩恵を受けるところまではいかないだろう」
「やっぱそこは単純な下着だよねー。あるぞ、布さえあれば作れる簡単な奴」
「ほほう」
「しかも一部に愛好者も多いし、デザインの工夫も奥深い」
「なにそれ。言ってみ」
「ふんどし」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「……さすがにイメージじゃないなあ……紐パンあたりに妥協できない?」
「でもどんな紐パンか、という問題もあるね。既存のゴーストで紐パンってえと、誰かいたっけ?」
「……ソフィ、だったかなあ」
「よし、ソフィか。ちょっとめくってくる」

「めくってきました」
「泣かれましたか」
「泣かれました。やっぱり縫製技術がそれほど発達してなくても、工夫とセンスでなんとかなりそうなデザインだったな」
「なかなかシンプルなデザインでもあった」
「レースの配置とかは無理くさいしねー。レースって、ミシン以前はどうやって作ってたんだろ?」
「極めて難しかった事は間違いない。“ひとつのレースは農民百人の血を搾り取る”という慣用句もあるしな」
「ねえよ」
「ないか。で、上というかブラに関してですが」
「ゴム入りのパンツもそうだけど、現代のブラジャーってねこの時代の基準からすれば完全にオーバーテクノロジーじゃね?」
「ワイヤーなど考慮するともはやスーパーギガテクノロジックとすら言えますね。恐らくはタンクトップ的な代物をつけているのでしょう」
「ひとくちにタンクトップ的と言っても色々ある予感だが。具体的にはどんなの?」
「……描写する必要が出てから考えよう」

「でもさ」
「ん?」
「むしろ文明レベルをどうこう言うなら、問題なのは下着より服じゃないか?」
「あー……」
「ねこのトークではそう言ってたけど、あの服が総絹拵えってのはいくらなんでも風呂敷広げすぎじゃないか。中世の贅沢品の高さを甘く見るなよ」
「フリルとか袖の辺りとか、技術的にも高度かもしんない。総合すると、考えられる価格は……」
「……考え方次第では、“屋敷が買える”レベルに届きかねないんですが」
「…………ねこがそれを入手できたのが不思議という以前に、それが召し使い用の服ってどういう事だ」
「でもまあ。あれ、見直してみると“ねこが総絹拵えだと勘違いしてるだけ”という線も捨てがたいと思ったんだが。服への思い入れの表現としてね」
「あー。どう考えても高級品の部類には入る服だろうけど、現実的な範囲に留めるためにはそういうのもアリか」
「根本的にはどうでもいい事じゃないかとも思うけどねー。ぼくら設定厨」
「んじゃもうひとつの設定を詰めよう。あの服どうやって着てるんだ?」
「……はい?」
「いやさ、たとえば着た後はどうやって服を留めてるかとか。ボタン? 紐? マジックテープ? 磁石?」
「……ありゃ腰の帯で締めてるんじゃねえの?」
「いや背中とか首とかその辺の話。正味、その辺はメイド服についてぐぐってもよくわからなかったんだよなー」
「普通ファスナーを使うとは思うけど」
「中世にないじゃんファスナー。誰か俺にメイド服の構造を知る方法を教えてくれよ!」
「買えばいいと思うよ」
「メイド服をかよ!」
「むしろ着ればいいと思うよ」
「……ファスナー部を紐で代用してるって事でお願いしたい」
「スルーすんな。まあ、そんな感じで……って、おい」
「ん?」
「聞けよ。服の構造くらい、描いた人に」
「あ」

本当にやるかどうかも分からないけど

 伺か野球拳の企画拝見。
 なにはともあれゴーストを下着姿にまで剥きたいので手を貸してくださいという企画だと理解しました。
 早速うちのゴーストで考えてみた。

ヴィイ→並の下着以上な露出度のシェルがあるし。
ウタゲ→そうですね、無抵抗でしょうか。
神殿の猫→初回起動でセックスしてるゴーストの下着姿を見たいと心から言えますか。
キョウコ→誰も知らないよ。
レギオン→もっと誰も知らないよ。
虹→もう完全に誰も知らないよ。

 救助隊の編成が必要なくらい完璧に全滅した。ちょうど6人……って、よく見たら純粋な人間一人もいねえ!
 ともかくここは他人様のキャラを剥こうと努力するのが本道か。
 やるならばできる限り真摯に、真面目に。

架空の物語内で男女がセックスする理由について

 究極的には「女が淫乱だから」あるいは「男が強姦したから」の二択しか考えられないので死にます。

 いや、書け……書けるはずなんだよ。書けるべ? いや、上の以外もマジで書けるはず。
 こうその場のなりゆきでだらりと、とか、薄目で見ればリアルっぽいのも書けるはず。小説とかなら。
 でもアホみたいに隔絶されてるヴィイとユーザの間でどんななりゆきが発生するんだよ。
(俺が)別口の導入でもまた媚薬がどうこうとか言い出したら殺すぞ。(俺を)

 そして好意方面で行為イベントをなんとかするにもめんどくさいヴィイ子さんでありました。かなりの回数「ユーザは恋愛対象とは違う」と言ってるし。
 でもアレは要するに「べ、別にあなたの事なんて好きでもなんでもないんだからねっ!」なのか? この辺は全然冷静に書けてない。
 ヴィイとの純愛エッチイベントを書いてください! とか言われたら俺は頭が爆発する。残骸が部屋一面に広がる。

 結局ヴィイのエロイベントで強姦じゃない方については、うまく騙してペッティングするくらいしか思いつかない。ユーザもヴィイも俺自身も、騙してるのか本気なのかよくわからなくなるような形で。
 性器の挿入やら妊娠やらの要素がない、というのは、まあ一応重要な話とも言える。
 そして強姦の方は今から再実装するなら写像をヤってるとでも主張するしかなさげ。狂乱書庫にでも写像を置いておくか、って管理人さん何してんの。
 しかし何にしろ、最大の難点は強姦フラグ後にどうやって和姦イベントを発生させるかとなる。
「洗脳」という万能手段だけは、ここぞという時以外は使いたくない。

 強姦フラグが立った後のヴィイも、ユーザへの普段の態度は変わらないんだ。指フェラとかもするしねー。
 じゃあどうすべきかというと、えーと。
 えーと。
 えーと。
 この状態のヴィイが何考えてるのか俺自身にも全く分からなくなってきた。
「ゴーストの作者は作品の全てを完璧に把握している」というのは物凄い幻想だと思うが(そもそも俺はヴィイという作品の全体の3分の1も手がけてない)、いくらなんでもこれは把握しなさすぎ。
 メインストーリーのプロットを最後まで書いてからこっちを考える方が早いかもしれない。「そもそもなんで人間を視たいと思ってるのか」という、ヴィイの根本に関わる話でもあるし。

誰もが処女厨になれる新世界

【元ネタ】
 はるはろ。
 興味のある人はググれ。製品版出るといいね。

【きほん:とにかくゴースト達がヒートアップしててユーザがおろおろしてると思いねえ・鉄の夢】

 きゃーきゃー、きゃーわーきゃー!

ユーザ「ああもう、とにかくみんなを落ち着かせないと……(おろおろおろおろおろ)」
萌迦「サラサラサラのサラリ、と」
ユーザ「……こんな時に何のメモ書いてるんだ?」
萌迦「ちょっとここに書いた文読み上げてみて」
ユーザ「え? ……ええと」

ユーザ「『栄子は非処女』?」
栄子「処女ですっっっっ!!!!」

 栄子ちょう大声。
 全員沈黙。
 その後栄子に注視。

もにゅう「……え、えええええええ栄子ー!?」
ユーザ(なななな、なに読ませるんだ萌迦!)
萌迦(いや、皆を落ち着かせるための呪文)
ユーザ(おおお、俺や彼女はたいそう落ち着きを失いましたよ!?)
神殿の猫「……いや、確かにちょっと気になってましたけど、さすがに公衆の面前で告白してほしいとまでは……」
栄子「……今言った事は忘れてくださいっ!!!!」

【その2:シチュエーションは上と同じと思いねえ・マイマイトーカ】
ユーザ「ああもう、とにかくみんなを落ち着かせないと……(おろおろおろおろおろ)」
ウタゲ「さらさらさらのさらり、っと」
ユーザ「……こんな時に何のメモ書いてるんだ?」
ウタゲ「ちょっとここに作ったファイル読み上げてみて」
ユーザ「え? ……ええと」

ユーザ「『桃歌は非処女』?」
苺々「処女ですっっっっ!!!!」

 全員沈黙。
 皆苺々の殺気に一歩引く。

苺々「今聞くもおぞましい事を言った野郎は誰ですか!? 殺す、絶対に殺す……!!」
ユーザ「ヒィッ!?」
苺々「オマエかー!」
桃歌「ま……苺々ちゃん、わたし別にそんな気にしてないよ? だいたいわたし、その……」
苺々「わたしが気にするんです! 桃歌はダメなの、桃歌だけは絶対ダメなの!!」
桃歌(わたし、けっこう苺々ちゃんにえっちなことされてるんだけど、それって処女って言うのかな……?)

【その3:この文章は実在のゴーストと関係がありますが俺の妄想とも関係があります・リーライナ】
ウィンディア「サラサラサラのひらり、と」
ユーザ「……こんな時に何のメモ書いてるんだ?」
ウィンディア「ちょっとここに書いた文読み上げてみて」
ユーザ「え? ……ええと」

ユーザ「『リーライナは非処女』?」
リーライナ「あら、今までご存じなかったのですか?」

 全員沈黙。
 皆何も言い出せない。

カシス「……(まあそーだよね、という顔)」
ヴィイ「……(相手は誰だったんだろう、という顔)」
見鬼「……(むしろ相手は一人で済むのかな、という顔)」
アルルカン「……(そもそも顔がない)」

【その4:そろそろ前置きは飛ばしぎみ・いんばぐらとはら】
ハラ「『スルガは非処女』?」
スルガ「童貞だっっっっ!!!!」

 全員沈黙。
 スルガに注がれる生暖かい視線。

スルガ「え、あ!? あ、いや、ともかく経験はないけど、でも童……あ、あれ?」
ミマサカ「またまたー。昨夜も俺にあんなに熱く貫かれてたクセに、照れちゃって……」
スルガ「貴様は脳天を銃弾で貫かれたいんだな? そうなんだな?」
弐子「うーん、でもその年でまだ、か……可愛いといえば可愛いけど……」
スルガ「うわっ!? そ、それは……いや、冒険中はそんな余裕ねえよ! ない!」
シナノ「転職後はパーティを魔法で支えてくださいね、スルガさん」
スルガ「誰も魔法使いに転職なんてしねえよ!」
ハラ「……な、なんだかとんでもない事になってないか?」
壱子「よくわかんないけど……ハラ、きもい。セクハラ」
ハラ「いいいいっちゃん、僕が幼女以外にセクハラなんてする訳がないだろ!? いや僕はセクハラなんぞともともと無縁だってば!」
壱子「だって“セクハラ”の中には“ハラ”がいるんだよ……?」
ハラ「僕の全存在はセクハラの一部かよっ!?」

【余談】
 でも栄子と桃歌って処女なんだろうか。
 スルガも話の都合で童貞(あと処女)にされてるがやっぱ怪しい。

卑語縛り

 卑語が印字されたロープで女の子を拘束する事ではない。
 卑語が印字された紙紐で男の子を拘束する事でもない。ゴースト内のセリフに卑語を使わないという縛りの事です。
 とりあえず今まで作ったゴーストの中では使った事はないはず。内容がそれなりに露骨でも、単語はぼかしてるつもりだ。
 このサイトでいずれ公開するゴーストではどんどん使うつもりだが、今はまだやらない。

 でも確かウタゲって、どこかで一回だけおまんこと言ってたような。ファイルを検索してみりゃ一発だろうけど。
 あとちんこは間違いなく言ってる。ちんこもげろへの切り替え時に。
 ……縛ってないじゃん!

 ところで俺はどっちかというと「おちんちん」や「おまんこ」よりは「ペニス」や「ヴァギナ」とかの卑語の方が好きなんだけど、前近代の架空世界の登場人物に外来語を喋らせるのってどうなんだろうね。
 架空世界を描いた文章では、なるべく文章や台詞には日本語を使った方が地に足のついた雰囲気を作りやすくていい気がする。
 でなくとも、たとえば瀬田訳の指輪物語にいきなり「ヴァギナ」なんて言葉が出てきたら雰囲気ブチ壊しじゃないか。あの文章にいきなりヴァはねえだろ。
 かといって「大陰唇」とかも却下だ。それじゃ保健の教科書だ、解剖でも始める気ですか。
 ここは古式ゆかしく「お大事」、いやお大事はどうも親父臭いな。まあ「ほと」辺りっすかね。
 ほとは卑語というものでもないか?
 あとこれって何の話だったっけ?