小説のよすが完結しました

 ゴースト『のよすが』を題材に小説を書きたい、と思い至ったのが今から四年ほど前でした。
 その時はまさかこれほど長い話になるとは思いませんでしたが、5万文字を超えるほど長々と書いて、それから推敲を重ねて、なんとか全て公開するところまでこぎつけられました。
 小説はゴーストでは書ききれなかった、よすがとアリチェの関係を極限まで突き詰めたお話です。
 けれど最後はゴーストに触れてくれるユーザさんとのお話になる、ということを心がけて書いたお話でもあります。

 本当に長い話で、推敲の際にはもっと大幅に話を削ることも考えましたが、最終話のやりとりを十全に描くためにあまり削ぎ落とさないままで公開に至りました。
 エピローグまで読んでくれた方が一人でもいるのなら本当に嬉しいです。
 その際は感想というか、「読んだよ」というひとことでもこの記事へのコメントとしていただければ幸甚です。
(もちろん途中まで読んだ方のコメントも大歓迎です)

小説のよすが・第三話『藤井真理奈には何もない』

私はその夜、アリチェに伝えたいことのすべてを言えなかった。
それなのに、言うべきでないことを言ってしまった。
言えなかった。言ってしまった。
言えなかった。言ってしまった。
言えなかった。言ってしまった。
言えなかった。言ってしまった――――――
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のよすが:更新

「ここのメニューを見ると、まだ頼んでないのがいろいろあるよねー。
 スペシャルティーってなにこれ、おもしろそう!」
「アリチェ、それ頼むの? ええと、スペシャルティーはアップルティーをベースに……」
「アップルティー好き! 店員さん、スペシャルティーひと――」
「……五種類のハーブとスパイスを調合した……」
「やめた!!」
「……ですよねー。
 アリチェがこれ飲んでたら、たいへんなことになってたと思うよ?」

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小説のよすが『ころされてあげるから』

 ゴースト『のよすが』をベースにオリジナルの展開を交えて執筆した、小説版のよすがと言える作品です。
 小説単独でも、ゴーストと併読しても楽しめるように書いています。
 ただ小説にはゴーストのネタバレが含まれるため、そちらのストーリーを純粋に楽しみたい場合は、第二部完了までゴーストを進めてから読むことを推奨いたします。

 第一話『みっつのごほうび』
 第二話『日記の価値、嘘の価値』
 第三話『藤井真理奈には何もない』
 第四話『ころされてあげたい、と嘘をつく』
 第五話『混沌の中に歩いていく』
 最終話『えんぴつがほしい。』
 エピローグ

 完結にあたって

小説のよすが・第一話『みっつのごほうび』



のよすが小説版
タイトル『ころされてあげるから』




 これは、おんなのこがきちがいになるおはなし。
 このお話は、最初はアリチェに捧げる言葉として始まった。
 けれど最後には、あなたのためのお話になる。

 そう。このお話は、最後には“あなた”のための祈りになる。
 その頃には、私はすっかりおかしくなっているけれど。

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