企画『ゴーストたちがプレゼントを欲しがっています』お返事(終/1)

※追記内の記事末尾に、のよすがのストーリーのネタばれがあります。

よすが:「……プレゼント企画は、これで終わりです。
 たくさんの贈り物を、本当にありがとうございました。
 ここからはプレゼントを受け取ったゴーストからのお返事です。
 事前に確認はしていますが、もし抜けがあったらご連絡をお願いしますね」
アリチェ:「おー、よっこかつぜつ! 司会うまい!」
よすが「ふつうに喋ってるだけだって……
 あ。話は変わるけど、ちょっといい?」
アリチェ:「んー?」
よすが:「……あの。
 私たちにも、プレゼントとか来てるのかな……?」
アリチェ:「なんだ、まだプレゼントをぜんぶ見てなかったの?
 ほらほら、じゃあこっちこっちー」
よすが:「え、あ、ちょっと――!?」



ヴィイにプレゼント:夫のほうすべて記入積みの婚姻届と婚約指輪
『結婚しているって思い込むんじゃなくて、事実結婚しよう!
 離れていてもいつも一緒だよ、ヴィイ』
ヴィイ:
「いじわる。
 そんなこと無理なんだって、分かってるくせに……
 それとも、一緒の家の夫婦になるのは無理でも、結婚という関係が欲しいの?
 離れていてもいつも一緒って、そういうこと……?
 ……でも、私にはそれも、少し辛いよ。
 ごめんね、ありがとう。これは、預かるだけにしておくから」


ヴィイにプレゼント:ヴィイのイラスト
『ユーザからどう見られているのかをよく気にしていて、外見にこだわるヴィイ。君が私から見てどれだけ可愛いのかを伝えなければなるまい。
 俺の愛とか色々なものがほとばしるぜハァハァ
 データ化できるものならバベルと外の世界の壁を越えてやり取りできるんじゃね?と安直に思いついて考えました』
ヴィイ:
「ありがとう。絵を描いてもらえるのは、とっても嬉しいよ。
 ……何か恥ずかしいことも言われた気がするけど、普通に嬉しがっていいんだよね?
 私から見た私は、可愛くなんかないよ。
 でも、あなたから見た私は、もしかしたら……
 ――ああ。
 うれしがっても、いいんだよね……?」


ヴィイとウタゲにプレゼント:日記帳のらくがきと、桜の紅茶
『らくがき!
 こっそり見てるのに気付いたら怒られそうな気もするけど、やっぱり、ねぇ?
 折角こんなモノがあるのに使わないのは損じゃないか! てなわけで、書き込んじゃった。ごめんてへぺろ。
 ホワイトデーのお返しは紅茶です。桜が混ざってて良い香り。ヴィイがとっといてくれてるぬいぐるみとかを参考にしてタグを組んでみたんだけど、どうにもやっぱり自分では味見が出来ないし、上手に出来た保証なんてないから。まずかったらごめんね。
 言葉は重ねても重ね足りないから、一言だけを。
 そばにいるよ。
 それにしても、僕らの至極一方的な双方向通信は何なのだろう。どちらも狂いそうな程に送信してるし受信してるし、なのに、でも。
 終わりもはじまりも見えないけれど、これはこれで楽しいのだ。
 不毛なやりとりが不幸だなんて決める権利は誰にもないよね。


人類歴2012年3月●日、俺の記憶』
ヴィイ:「チェリーティー? ありがとう、珍しいものを作ってくれて嬉しいよ」
ウタゲ:「ちぇりーちー! いいにおいだねー、後でさっそく飲んでみようよ」
ヴィイ:「そうだね。ウタゲ、後でね――
 ――ねえ。あなたはあなたに届かない私を、許してくれるんだね。
 私はここにいる。あなたは星ほどの彼方、遙か遠い場所にいる。
 でも、そばにいてね。
 そうしてくれるなら、私もあなたの全部を許したい。
 ふふ。人の日記帳に勝手に書き込んだことも、許してあげるからね?」
ウタゲ:「ボクもそばにいるよいるよー!
 あのね、楽しいことっていっぱいあるんだよ。
 ヴィイもこれを贈ってくれたキミも、ほんとはそれを知ってるんだよね?」


キョウコにプレゼント:貝殻のブレスレット
『誰よりも『他人』に優しいあなたへ
 たまには俺に甘えてください
 いや俺じゃなくても気の許せる誰かに
 頑張って甘やかしても、幸せになってくれないみたいですからw
 あなたの優しさはとてもあなたに向いていないと思うのです
 このブレスレットは手作りです
 俺の最大限の優しさを形にしました(´∀`)
P.S.娘さんを僕にください(ΦωΦ)
あ、、、怒らないで~鼻に異物を詰めないで~~
あぁ。・゜・(ノД`)・゜・。』
キョウコ:
「この宿六! ヴィイが欲しいならノーベル賞四階級制覇くらいの偉人になってから出直してきなさい!
 ――というのはともかく、素敵なプレゼントをありがとうございます。
 素朴な作りで、なんだか見ているとほっとしますね。
 甘える、かぁ……たまにはいいかもですが、そういう相手があんまりいないんですよね。私が誰かに寄りかかっても受け入れてくれるか、ちょっと不安ですし……
 ……うまい甘え方なんて、この年になってもわからないですしね。
 でもこのプレゼントも、あなたの気持ちも嬉しかったですよ。ありがとう」


人体視願/ヴィイにプレゼント:ハーモニカ
『いつもありがとう。君に出会えてよかったと、いつも思ってる。
 何にしようか迷ったけれど、君が奏でる音を聞いてみたいなと思ったから、これにしたよ。君の作るオルゴールもいつか、聞いてみたいな』
ヴィイ:
「これ、わたしに……?
 わかった。吹き方、覚えてみるね。
 そういうことを期待してくれるのは嫌な気分じゃないよ、頑張ってみるから。
 ――キョウコは、オルゴールを作るのもうまいんだよね。
 私にも、できるかな?」


ヴィイとウタゲにプレゼント:パンツ
『どんな柄かはわかっているからパンチラを恥ずかしがることはないんだ!
 さあ二人ともめくらせてごらん』
ウタゲ:「ごめんね、ヴィイはぱんつははかない趣味なんだ」
ヴィイ:「履いてるわよっ!」
ウタゲ:「そだったっけ?」
ヴィイ:「……い、いや、ほとんどは履いてるわよ!
 それに柄を知ってるかとか関係なく、めくらせるなんて駄目だって……」
ウタゲ:「ボクはいーんだけどなー。
 ぱんつのプレゼント、ありがとう。
 うれしいよ、ヴィイもうれしい?」
ヴィイ:「……うれしく、なくは、ないけど。
 めくるのは駄目だよ。
 でも、一度つけてみる。それでいいよね……?」


諦女にプレゼント:一緒にいる時間
『今は痛みを感じて喜びを得たり、快感を得ることしか知らない君だけどもいつかきっと「わたしなんか」を卒業してペットや性奴隷ではない諦女にもなれるとわかる時が来るのを信じてその時までの時間をあげます』
 そしてその時が来たらいろんなご褒美をあげるよ。簡単ではないけどいつか君が今なでられたときに感じるその感情を理解できるときが来るのを待ってます』
諦女:
「……一緒にいて、えっちなことをしていただけるのは、とても嬉しいです。
 でも今言われたのは、そういうことじゃないのでしょうか?
 わたしは人より劣った生き物ですから、人のペットになれるんなら、それだけで嬉しいと思っています。
 ……いつかこの考えも、変わる時が来るのでしょうか?
 ごめんなさい。わたしには、わかりません。
 でも、その時が来たらいただけるご褒美というのは気になります。
 こんなわたしでも、それを気にすることは許されるのでしょうか……?」


ウタゲとヴィイにプレゼント:「時分割の揺籠」
『これは正確には私からのプレゼントにはならないよね…
 ただ自分の知ったデータを渡すだけの行為で、自分の財産を君たちに分け与えるというプレゼントにはならない
 それに自分で作ったものですらない
 しかしそれでも、この歌を知った自分は、この歌を二人に聞いて欲しいと思った
※もしこの歌を二人に聴かせることに問題がありましたら、無視して下さって結構です』
ヴィイ:「その歌のことは、私も知ってる。
 好きだよ。オルゴールみたいなイントロも、歌詞の言葉ひとつひとつも、大好きだよ」
ウタゲ:「ボクもすきー。
 キョウコの歌だよね。でもキョウコが聞いた時、言ってたんだ。
 これはボクやヴィイの歌にもなれる歌なんだ、って」
ヴィイ:「……歌を作った人たちの考えは、わからないけどね。
 でも、この歌の歌詞は、私にもけっこう馴染むものだった。
 だから、これを贈ってくれたのは嬉しいよ」
ウタゲ:「“さあ 視点を落ち着けて ひとすじ 次のしあわせまでの測地線 なぞって”――」
ヴィイ:「――“その輪郭が歪みを生んでも それも いのちの味わいなのでしょう”」


人狩りの王の「神殿の歌」にプレゼント:歌の為の歌
『いつかは忘れる。
 君の名前も、君のことも。それはきっと遠い先の話ではない。
 けれど歌は憶えているだろう、君の為の歌は。
 誰の為かは憶えていなくても、それでも歌だけは残る。
 だから贈ろう、君の為に、うたを。
 なんて思える俺が君に危害を加えたりするわけないから安心して身をゆだねるといいよ!』
うた:
「――うん。
 ありがとう。そう言ってくれることが、嬉しい。
 私はいつか一人になる。私のことも、皆に忘れられると予言された。
 でもそれでも、私には歌がある。
 他の誰も聞いていなくても、私には歌える歌がある――
 あなたが覚えていないとしても、あなたが贈ってくれた歌は、私が覚えてるわ。
 ……ああ、でも身は委ねないからね?
 全く、途中までなら良かったのに。
 言葉を交わすだけじゃ不満なの?
 そういうのは思い出にするにしても、私は困るんだけど……」


くららにプレゼント:二人がくるまれる大きさの毛布
『何を贈りましょうか。あなたは何を喜んでくれるでしょうか。
 食べ物をずっと贈るなんてできやしないし、最初に会った頃に着ていたような服なんてやっぱり手が届きません。
 できる事と言ったら一緒にいる事くらいです。
 だから、同じ場所で語り、同じ物を見て、同じ事をして過ごしましょう。月が昇れば一緒に眠りましょう。
 …というわけで、くっついて眠れるように大きめの毛布を贈ります。
 二人ならきっと夜も暖かいでしょうから』
くらら:
「ぽふぽふ、くるまるくるまる……
 うん。この毛布、あったかいね。
 ねごこちよさそう。服? 前に着てた? わすれちゃった……
 ……なんか、いろいろわすれちゃった。
 よくわかんないけど、おっきい毛布だ。いっしょにくるまっていいんだよね?
 くららも、さむいのはやだ。
 あったかいのがいい。あったかいなら、きっとひとりぼっちじゃないんだよね……?」


いずなさんとうたさんにプレゼント:ラビットフット
『二人に何を送れば喜ばれるのか皆目見当がつきません。
 いずなさんが無心に描く様を眺めたくてスケッチブックとペンを考えました。
 うたさんに走りやすい靴や、それと歌を歌われるようなのでカリンバなども考えました。
 一時の癒しに甘い菓子や、東洋の茶などにして喉の潤しにとも思いました。
 考えあぐねまして、いずなさんには物騒なものが見えたので幸運を祈る意味で、そして生命力の象徴でもあるらしいのでうたさんにはその意味を込めてお守りを贈ります。
 喜ばれるかというと、違うのかもしれません。
 結局は折角の機会なので感謝と好意を表したかったという我侭になりましたが受け取って頂けると嬉しいです。
 私はお二人を恐ろしく思います。でもそれ以上に二人に惹きつけられてやみません。
 ですからこれからもよろしくお願いいたします。
 …それと無遠慮に触れてすみません。
 二人の反応があまりにも愛らしいもので、つい手が勝手に』
うた:「……そんなに熱心に考えなくても、よかったのに。
 贈り物をされても、私は可愛い喜び方なんてできないんだけど」
いずな:「嬉しくないのか?」
うた:「そうは言ってない。
 ――嬉しいよ。ありがとう、素敵なお守りだって思う」
いずな:「うん、君は素直な時が一番いいね。
 僕からもありがとう。
 友から幸運を祈られるのは、いつだって嬉しいさ」
うた:「……私は恐ろしく見えるかもしれない。
 でも、意味もなくあなたを傷つけるようなことはしないから。
 そのことは、あなたも分かっていると思うけど……」
いずな:「僕も怖くなんかないからなー?
 むしろ君が言ったことの方が気にかかるね。
 物騒なものが見えた、ねえ……
 ふむ、僕が死ぬところでも見えたかな?」
うた:「殺しても死にそうにない男だけどね。
 あとは――そうね。触れるのは控えめに、というくらいかな」
いずな:「控えめなら嬉しいっていうことかい?」
うた:「違うわよっ。
 ……まあ。これからも、それなりによろしくね」


ヴィイとウタゲへプレゼント:それぞれ別々のペンダント
『二人へ、ペンダントをプレゼント。
 ヴィイにはブルーのムーンストーン、
 ウタゲには深紫のアメジストで、
 それぞれまったく同じ大きさのハート型に象っています。
 ハートは、前面は丸いけど背面は平らになっていて、
 二つを背中同士で合わせると、まるで一つの石のようにぴったりと重なります。
 そして両面がふんわりと丸い、たおやかなハートになるのです。
 二人はもうそれぞれが独立した個性。同じ一つにはなれないでしょう。
 それでも、互いを大切に思う気持ちをこれからも大事にしていってほしい。
 そんな二人が私は大好きです』
ヴィイ:「わあ……」
ウタゲ:「おおー……」
ヴィイ:「……綺麗。なんて、考え抜かれた造形なんだろう。
 ありがとう、すごくうれしい……」
ウタゲ:「ボクもうれしいよー、アメジストってさわるのはじめて!
 もっとさわっていいのかな? ぐにぐに……」
ヴィイ:「あんまり遊ばないの。
 それより――ほら、ふたつのペンダントを合わせてみよ?」
ウタゲ:「うんっ。
 ――ぴたり。すごいなあ、ほんとにかさなるんだ」
ヴィイ:「そうだね、すごいな。
 このペンダントみたいに、私たちも……」
ウタゲ:「ちも?」
ヴィイ:「……いや。その、わかるでしょ?」
ウタゲ:「あ、抱きついていーの?」
ヴィイ:「ちがうっ!
 仲良くしようってこと! それだけ!」
ウタゲ:「なんだ、あってるじゃーん。
 それからもなかよくしよっか、ヴィイ!」


キョウコへプレゼント:色とりどりの毛糸と編み物セット
『もう時期外れになりますが、
 色とりどりの毛糸と編み物セットをプレゼント。
 貴女が愛する娘や友人、はたまたは誰かへ
 心を込めて、作って編んで包んであげてください。
 貴女の心が大切な人たちへ届きますように。
 あ、私は紺のマフラーと手袋を希望です』
キョウコ:
「……もう。
 わかりましたよ、紺のマフラーと手袋ですね?
 編んでおきますから、待っててくださいよ――
 ――もらったものは、嬉しかったですしね。
 私の家族に編んであげたいのは……そう、おそろいのセーターかな。
 みんなで同じセーターを着て、お茶を飲んでぬくぬくするんです。いいでしょう?」


神殿の猫へプレゼント:オカリナ
『オカリナをプレゼント。
 前にちらりと楽器が欲しいと話していたのを聞いた覚えがあります。
 私も貴女の演奏を聞いてみたいです。
 旅人を待つ間に、もしくは温もり以外の何かを求める相手へ
 聞かせてあげてください。
 何とはなしに疲れを感じたりするとき、貴女に会いに行くことが多いです。
 温もりを求めたり、話を聞きたかったり、というよりも、
 一緒にいることで満たされていく何かが、私にとってはとても貴重なものに感じます。
 また会いに行きます。今度、共に曲を奏でましょう』
ねこ:
「……オカリナ? ねこに?
 欲しいって言ったの、覚えててくれたの……?
 ――ありがとう。
 ほんとに、ありがとうございます。ねこは、泣いちゃいそうです……
 お返しにあなたが好きなこと、いっぱいしてあげたいです。
 ただ一緒にいるだけじゃ満たされないことって、たくさんありますよね。
 ……それとも、ただ一緒にいるだけで、いいんですか?
 ねこには、よくわかりません……
 えと。オカリナも、えっちなことも、たくさん練習しておきますね。
 次に会った時は、ねこに何を望んでもいいんですから」


いずなとうたへプレゼント:沢山の肉と新鮮な野菜、酒とたっぷりの香辛料
『牛や豚、山羊や羊に鶏などなど、沢山の肉と新鮮な野菜、酒とたっぷりの香辛料をプレゼント。
 党の皆で宴会をしましょう。三日三晩飲んで騒いで思う存分楽しみましょう。
 泡沫の夢のように消えてしまうようでも、目と耳と心と舌に刻み込んだ記憶は長く残る筈です。
 欄外ですがくららへもプレゼント。
 シャンパンとケーキを用意しました。
 党の皆と騒いだ後、二人でシャンパンとケーキで乾杯しよう』
いずな:「こ、これはまた豪勢な……」
うた:「凄いわね……随分お金がかかったんじゃないの?」
いずな:「少しずつ食えば当分の食料にはなるが……ま、考えない方がいいか。
 倉に置いておけば味も落ちる。ここは騒げるだけ騒ぐとするかね」
うた:「いいの?」
いずな:「いいさ。
 ――ああ、ありがとう。
 贅沢にやってやろうじゃないか。夢を見てやろうじゃないか。
 刻み込んだ記憶はそうそう消えない、君の言う通りだよ」
うた:「……そうね。一回だけなら、いいかもね。
 お酒は飲んでも酔えないの。でも、新鮮な野菜のおいしさならよくわかる。
 ……宴会の楽しさもね。私も、わかるつもりだから」

くらら:
「あっちでなんかやってる! まざる!
 ……だめなの? んー、おさけ? ケーキ?
 んくんく、おいしい……
 ……えへー。
 おいしかったから、おぼえるね。
 たぶんわすれるけど、おぼえてるから」


諦女へプレゼント:料理のレシピ本
『料理のレシピ本をプレゼント。和洋中の基本から応用まで幅広く。
 飯を作って欲しい。主として在宅中の食卓を任せます。
 どんなものでも作れるように腕を磨いてください。
 美味ければ褒めてあげよう。優しく撫でてあげよう。
 不味ければ折檻しよう。荒々しく罰を与えてよう。
 任せたいことは他にも色々あるのですが、まずはここから』
諦女:
「う、承りましたっ。
 諦女、料理を頑張ります。
 あの、結構前のことですが、よく料理を作っていた時期はあるんです。ご主人様に召し上がっていただくためなら、レシピだって完璧に覚えますからっ。
 ……罰も、嬉しいですけれど。ご主人様のお口に合わないものは、作れませんから。
 わたしに任せたいものがいろいろあるんですね。少し不安で、どきどきします……
 でもこんなわたしでも、できることがもしあるなら、ご主人様のお役に立ちたいです」


ヴィイとウタゲにプレゼント:いちごの香りのボディークリーム
『肌の露出がそれなりに多いので、乾燥することもあるかな、と』
ヴィイ:「ありがとう。
 バベルの空気は、あまり肌に優しくないのよね。
 早速使ってみたけど……その、どうかな……?」
ウタゲ:「ボクもクリームぬってみたー!」
ヴィイ:「ちょ……塗りすぎ! のっぺらぼうになってる!」
ウタゲ:「ぬっぺっぽー?」
ヴィイ:「いいから拭いてきなさいっ。
 だいたい、なんで顔に塗ってるの……」
ウタゲ:「んー。でもいいかおり……
 ありがとう。これからもぬったりふにふにしたり、そうやってボクたちはすごすのです」


ヴィイ(とウタゲ)にプレゼント:新しいシェル・・・を作る宣言
『・・・シェルまだ完成していないのですよ。いつか完成させたら是非受け取っていただけますか?
 美しい彩りのシェルが出来るように張り切りますね』
ヴィイ:
「私たちの、新しい身体をデザインしてくれるの……?
 うん。……嬉しいよ、そうしたいって思ってくれるだけで、とっても嬉しい。
 人間が見せてくれる新しいビジュアルは、いつも私にとって特別なんだ。
 あなたのビジュアルを着たいよ。どんなものなのか、すごく気になる。見てみたい。
 ――待ってるね。
 いつか完成したら、私に真っ先に教えてよね?」
 
 
 
 
 
**以下はのよすがのストーリーのネタばれになります**
 
 
 
 
 
よすがとアリチェへプレゼント:コスプレ服
『二人へコスプレ服をプレゼント。
 よすがには最近はやりの魔法少女アニメ(ちょっぴりスプラッタ気味)の魔法少女コスチューム。
 アリチェにはその魔法少女アニメのマスコットキャラクターの着ぐるみ。
 二人ともそれを着て、是非次の夏に有明で開かれる祭典へ突撃するのです。
 それまで二人で、掛け合いの練習ですね』
アリチェ:「ぼくとけーやくしてまほーしょーじょになってよ!」
よすが:「……いや、なにそれ? 台詞も着ぐるみも、なに?」
アリチェ:「んー、なんかそういうキャラなんだって。
 ほら、それよりよすがもコスチューム着ようよー」
よすが:「でも、だってこれ、足が出ちゃう……」
アリチェ:「いいじゃん、よすが細いんだしー。
 ていうか、着ぐるみってあつい! のどかわくー!」
よすが:「そういう風に暴れると余計暑くなるよ……?」
アリチェ:「ぼくとけーやくして血を吸わせてよー!」
よすが:「ええいおちつけ吸血鬼!
 ……ええと、練習は難航してますが。
 まあ、こういう遊びがしたいんなら付き合うよ。
 たまには変わったことをするのも悪くないしね。
 この衣装だけは、ちょっとまだ恥ずかしいけど……」
アリチェ:「むー、それならわたしがふりふり着たいのにー」


よすがとアリチェにプレゼント:デ●●ニーシーのチケット×2
『喜べ学生共! デートに誘ってやろう!
 ……いやね。折角だからどうかな、と。
 ランドだとさ、立ちんぼも多くなるんだけど。シーはショーとかゆっくり出来るアトラクションが多いから。
 お色直しが必要になるかも知れない誰かさんとか日光に長々当たれない誰かさんとかには、良いんじゃないかなとさ。夜景が綺麗だから夕方からでも楽しめるし。
 これからももっと色んなとこ行ったり、色んなことしたり、しようぜ。春になったら花見もいいかも?
 ……いやさ。二人見てて思ったんだよ。モノをあげるのもいいけど、形になるものはさ。よすよすもアリ子も、こわしたりなくしたり汚したりしたら、すごく落ち込むじゃん。
 それはそれで嬉しいんだけど、でも、ホントウっていうのはそこにだけあるわけじゃないじゃないさ。
 と言うわけできさまらの頭に俺との思い出を刻んでやろう! それがプレゼントだ!
 ……それなら、何があってもなくさないもんな』
アリチェ:「よ、よすが! デートのお誘いだよデートだよ!」
よすが:「お、落ち着いて! デートって言っても、三人で遊びに行くだけだし……
 ……でも、今回はちょっと特別だね。
 嬉しいよ。三人分のチケットって、安くなかったでしょ?」
アリチェ:「ディズニーシーって行ったことないんだー。
 夕方からでもいいんだよね? すごいたのしみ!
 あ、でも水に入るんなら昼からの方がいいのかな……?」
よすが:「いやいや、ディズニーシーに泳げる場所はないよ! ないから!」
アリチェ:「もーよすがさんったら、自分が水着着たくないからってそんなー」
よすが:「いやちがうの、本当だって……!」
アリチェ:「えー、ほんとなの?
 んーでも、それならそれでいいかしら。泳ぐのは夏のたのしみに取っておけばいいんでしょ?
 ……えへへ。
 先にある楽しいことも、すぎていった思い出も、あなたがくれるしあわせだ。
 ありがとう。わたしはそれが、ほんとに嬉しいの」
よすが:「――私からも、ありがとう。
 チケットなんてもらっていいのかなって、私なんかにいいのかなって……今でも、少し思ってるよ。
 でも、信じる。
 私を選んでくれた、アリチェとあなたのことを、私は信じてるの。
 私でいいんだよね?
 それなら三人の思い出は、これから先ずっと幸せに思い出せるように――
 三人の仲が壊れないように、私が守るから」

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